複合機FAXの通信方式とメーカー別光回線対応状況

複合機FAXの通信方式とメーカー別光回線対応状況

通信コストの削減や業務効率の向上のために、光回線のビジネスフォン導入を検討されている企業は少なくないのではないかと思います。
現に、ビジネスフォンはアナログ回線、ADSL回線からインターネット回線が主流へと変わっています。

では、複合機のFAXは光回線で使用できるでしょうか?結論の結論は、少し曖昧です。使用できるケースが多いようですが、各メーカー使用できることを保証しているわけではありません。

今回の記事では、複合機FAXが光回線で使用できるか否かについてご紹介します。

▶目次

1、複合機の通信方式

複合機FAXの通信方式とメーカー別光回線対応状況
複合機FAXの通信方式について紹介します。

通信方式とは

ビジネスフォンやFAXは通信機器ですので、ケーブルを介して社外のビジネスフォンやFAX機と通信を行います。
電話回線の通信方式は大きく分けると以下の3つです。

  • アナログ方式
  • アナログ方式は、アナログ信号を使ってデータの送受威信を行う、従来からある電話回線です。一般家庭用の電話で、よく利用されています。

  • デジタル回線(ISDN)
  • デジタル回線は、デジタル信号でデータの送受信を行う通信方法の総称です。ISDN方式はデジタル回線の一つです。また、INS(インス)回線は、NTTのデジタル回線の製品名称です。

  • 光回線
  • 光ファイバーケーブルを使って、デジタル信号を光で送る方式です。

光回線

回線の種類によってデータの送受信方法や特徴が異なります。また、ビジネスフォンを使用する際の料金プランも異なります。

光回線は、通信速度が非常に速く、通話プランも非常に安いので、人気が高まっています。

インターネット、ビジネスフォン、複合機をすべて光回線でまとめることができれば、コスト面でも工事の負担の面でもメリットがありますし、管理が一本化できることも魅力的です。しかしながら、複合機については対応しているとは言い切れませんので、注意が必要です。

2、主要メーカー複合機FAXと光回線

複合機FAXの光回線の対応可否をメーカー別に紹介します。

キヤノン

キヤノンのオフィス向け複合機では、光回線の動作保証はされていません。

ただし、以下の2点が確認できていれば、保証はされていませんが使用することは可能です。

  • 一般回線と同等レベルの通話品質
  • スーパーG3モードの動作保証

これら2点については、NTTなどの通信会社に確認しましょう。
G3モードとは、元々アナログ回線のFAX通信のことです。対してデジタル回線のことは「G4」といいます。デジタル回線を使用する場合には、G4形式が標準になりますが、ほとんどの複合機ではアナログ回線相手に送信する際には自動的にG3に変換されます。

リコー

リコーの公式発表によると、リコー製品はNTTアナログ回線に接続して正常作動するように設計されています。
光回線を接続して使用することは可能ですが、利用環境や通信の品質によっては正しく利用できない場合もあります。

利用できる条件は以下の二点です。

  • アナログ回線と同等の通信品質であること
  • スーパーG3モード通信が保証されていること

スーパーG3モードはG3モードの中でも最大通信速度が33.6kbpsのものをいいます。(G3モードは14.4kbps)
G3モードの実の対応では作動しない場合があるとのことです。

シャープ

公式ホームページによると、シャープの複合機はNTTのアナログ回線に接続して使用するように設計されています。

光回線に接続して利用することはできますが、伝送路の回線品質(パケットロス、エコー、遅延など)により、ファクス通信がエラーになることがあり、動作保証されているわけではありません。

富士ゼロックス

公式ページのQ&Aによると、富士ゼロックス製品は、NTTのアナログ回線規格に準拠しています。

利用回線が光回線の場合には、伝送路の回線品質 ( パケットロス、エコー、遅延等 ) により、ファクス通信がエラーになることがあります。その場合は、ファクス通信に関する回線品質について回線事業者(NTTなど)に問い合わせてください、とのことです。

3、まとめ

複合機の通信方式と、光回線の対応状況をメーカー別に紹介しました。

取扱説明書や公式ホームページを参照する限りは各メーカー横並びの対応となっており、問題なく動作するものの確実に利用できる保証までは行えないといった対応となっていました。うまく通信が行えない時には、G3、G3スーパーといった通信方式について認識しておくのも重要です。

また、光回線で複合機を使用して不調やトラブルが発生した際には迷わず、サポートの依頼をしましょう。保証されていないからといって、サポートの方が駆けつけてくれないわけではありません。

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